- 2009年7月13日 18:24
- その他
蓮の種類は世界で300数十種類あり、蓮の花の命は4日だそうです。
1日目は朝6時ころから開き始め、蕾がふくらんだお椀形に開きます。
この後、じきに閉じて蕾の状態に戻ります。
2日目は、暗いうちから開き始めて、深皿状になるまで開きます。
このときが蓮の一番花の美しい時でしょうか。
朝9時ごろまでが見ごろになります。
そして、午後には閉じてしまいます。
3日目は同じように開いて、さらに下の方の花びらが水平になるくらいまで開きます。
そして、花のの色も少し褪せてくるみたいです。
4日目は朝開いたあと、だんだん花びらが散りだして、午後には全部散ってしまいます。
何と潔い事でしょうか。
そして、「羊草・ひつじそう」とは
昔の時刻の数え方のひとつである、未(ひつじ)の刻(14:00)の頃に 花が開くことからこの名前になったようです。
しかし、実際には午前11時頃から咲き始め、夕方4時頃しぼんでいきますね。
一つの花は3日、3回咲いたあと、水中に沈んで実をつけます。
花の真中にあったハチスの部分だけが残ります。
仏教において蓮の花は、いろいろな場合に登場します。
極楽〃というと蓮の池が必ず出てきたり、一蓮託生妙法蓮華経など、蓮の花は仏教でしばしば用いられています。
これはインドでポピュラーな花であったということの他に、次のような理由があるそうです。
蓮華がお経の中でしばしば用いられるのは、泥の中に恨があり、しかも泥水の中を通って茎が伸びているにもかかわらず、水面に出た花が清浄無垢であることが、この煩悩(クレーシャ)に満たされた穢(けが)れた世界における〃さとり〃を象徴しているものと考えられたからだそうです
さまざまな蓮の中では特にプソダリーカ〔音写して分荼離迦(ふんだりか)〕とよばれる白蓮華が、清浄なるもののシンボルとなっているようです。
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