胡蝶楽群遊工房の看板を新しく作ることにしました。
ちょうど義父の実家の山に楠を伐採したときの板材がありましたので、その中からちょうど良さそうなものを選んで表面を削って家に持って帰りました。
寸法は、長さ120cm、幅広いところで60cm、狭いところで45cmです。
厚さは約6cmあるので結構重たいです。
中央のへこんだところに陶板を埋め込む予定です。ノミで地道に削っています。
題字のデザインはこれから考えていく予定です。
製作工程を徐々にアップしていこうと思いますが、完成はいつになることか・・・
楠は、昔から、仏像彫刻用材でもっともよく使われている木が、楠です。楠は大きく何百年もすると写真のように大きな木になります。昔から神聖な域で育つ楠は神社などで大切にされています。
大きくやさしく力強く伸びる木は本当に寛大なものですね。根強く力強いのが伝わってきます。この木に負けないような作品を作っていこうと思います。
楠-クスノキ(樟)とは、クスノキ科ニッケイ属の、常緑高木です。
一般的にクスノキに使われる「楠」という字は本来中国のタブノキを指す字であるため正確には「樟」と記述するようです。
別名クス、ナンジャモンジャ。
色目は茶白で色ムラがあります。
硬さは柔らかめ~普通で全体に特異な芳香を持ち「臭し(くすし)」がクスの語源となっています。
材や根を水蒸気蒸留し樟脳を得ます。
そのため古くからクスノキは防虫剤、鎮痛剤として用いられ、その防虫効果から家具や仏像などにも広く使われていました。
食用となるアボカドや、葉が線香の原料となるタブノキは近縁の種です。
枝や葉に樟脳(しょうのう)の香りがあり、樟脳とは、クスノキから得られる無色透明の固体のことであり、防虫剤や医薬品等に使用され、いわゆる"カンフル"のことです。
クスノキの葉は厚みがあり、葉をつける密度が非常に高いため、近年交通騒音低減のために街路樹として多く用いられています。
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