- 2009年5月 5日 21:07
- 木工
看板は掘り終わったのですが、
この看板を工房の入り口に取り付けるための板(光背)を作ることにしました。
下地の柱位置の関係でどうしても幅90cm位必要なため取付用の補強板が必要になったのでどうせなら、看板と同じようにデザインして制作しようと思いました。
まずは、デザインから
まずは、光背となる板を実家からもらってきました。
針葉樹合板の厚さ12mmのもので大きさは1820mm×910mmありますので
これにデザインすることにしました。
デザインをCADで作成して原寸通りプリンターで印刷して貼り合わせました。
原寸図の詳細です。
細かい記号が貼り合わせ用の番号です。(同じようなものなので張り間違えると大変です。)
A4用紙しか印刷できないプリンターなので35枚になりました。
これを順番通りに貼り合わせて板の上にのせてみました。
のせてみると、デザインが細かすぎるのが気になりますね。
そこで外枠だけ残すようにして、中を光背みたいにデザインし直しました。
これは、先日、図書館で「仏像のみかた<技法と表現>」を借りてきて読んだ影響かもしれません。(これは現在東京・上野の東京国立博物館で開催中の「国宝 阿修羅展」が九州国立博物館で7月14日~9月27日に開催されのを見に行くための勉強です。やはり彫り物をする人は仏像は究極の彫り物ですから、でも阿修羅は乾漆とういう奈良時代の制作技法で木彫刻ではありませんが腕だけは木彫です。詳しくは7月14日以降に拝観してから記載します。)
これを切り抜いたものが
これで光背になった感じです。
今日はここまででした。
明日からこれを切り込んでいく予定です。
看板を掲げるまでにはまだまだかかりそうです。
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